不動産取引

ホテルの購入

ホテルとは洋式の構造及び設備を主とする施設を言います(旅館業法)。
ホテルの軒数及び客室数は2000年以降増加しており、ホテルの客室稼働率は平均70%前後です。

ホテル購入の際のチェックポイントは次のとおりです。
①計画地の立地評価(所有敷地図面及び等高線図面、立地周辺の案内情報、立地周辺の観光統計などを元に、街区特性・敷地環境・アクセス・都市力などを評価)
②建物・設備現状分析(建築物各階平面図、施設の現状及び修繕補修状況と計画、什器備品類の棚卸表などを元に、既存営業施設の調査分析)
③競合施設動向分析(競合施設のリスト及び情報を元に、市場環境及び競合環境の現状と将来展望を評価)
④現状宿泊料分析(過去5年間の宿泊者分析、パッケージプランの内容と詳細を元に、施設商品力を評価)
⑤現状売上収支分析(過去5年間の税務・財務上の損益比較表、過去5年間の貸借対照表、月間収入に対する経費詳細などを元に、経営・運営実績を評価)

注意点:
ホテルを購入する際、売主が示した環境リスクの状況を確認することが大切で、土壌汚染やアスベストは、人体に及ぼす環境問題であるとともに、不動産に対する経済的減価要因になります。
したがって、リスクが顕在化する可能性を検討しつつ、瑕疵担保責任に対する賠償責任の範囲を明確にする必要があります。

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